ニューイヤー駅伝2025

2025年1月1日(水・祝)に群馬県(群馬県庁発着 7区間 100km)に於いて、第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)が開催されました。今大会は勢いのある新人4人を含めた布陣で、前回大会に続く優勝を目指して臨みました。

結果は4時間48分36秒で3位となり、目標とした連覇を達成することができませんでした。


【レースレポート】

1区(12.3km)は吉居大和選手。積極的な走りで集団の前方でレースを進めました。ラストのたたき合いで遅れたものの、先頭と13秒差で2区にタスキを渡し、流れを作りました。

最長区間2区(21.9km)は鈴木芽吹選手。後方からハイペースで追い上げてきたKao・池田選手、SGH・近藤選手と共に前を追い、中盤以降順位を上げ、2位に押し上げました。池田選手に区間賞は譲ったものの、区間2位の好走を見せました。

3区(15.3km)はエース太田智樹選手。先頭GMOと11秒あった差を序盤で巻き返し、先頭へ。5kmすぎに同じくパリ五輪10000m日本代表の旭化成・葛西選手に追いつかれ、並走が続いたものの、ラストでつき離し、10秒差のトップでタスキリレー。

4区(7.6km)はサムエル・キバティ選手。区間賞を獲得したHonda・ヴィンセント選手に追い上げを許したものの、向かい風が吹く中、終始落ち着いた走りで2位の旭化成・キプルト選手との差を26秒に広げました。

5区(15.9km)は前回大会6区で区間賞を獲得した西山雄介選手。Honda5区のスペシャリスト・青木選手と旭化成・大六野選手の猛追に苦しめられる展開となりました。11kmすぎに逆転を許し、そのまま突き放され、先頭と55秒差でタスキリレー。

6区(11.4km)は湯浅仁選手。終始単独走の中、1秒でも差を詰めるべく、序盤から積極的な走りで前を追いました。向かい風とアップダウンが続く厳しいタフなコースではありましたが、区間2位の好走で先頭と52秒差でアンカーへタスキを繋ぎました。

7区(15.6km)は前回大会5区で区間賞を獲得し、優勝を決定づけた田中秀幸選手。前を行く旭化成、Hondaが熾烈な優勝争いを繰り広げる中、最後まで諦めず前を追いました。区間3位と好走しましたが、優勝のゴールテープには届かず3位でフィニッシュ。Hondaとの競り合いを制した旭化成が5年ぶりの優勝となりました。


◎佐藤総監督コメント

今回は、Honda、旭化成、GMOインターネットグループ、富士通との争いになると分析していました。簡単に優勝はさせてもらえないと思っていましたので、5区でHonda、旭化成に離されて厳しい戦いになりました。 3位のゴールにはなりましたが、走った選手は勿論のこと、チーム一丸となって戦ったと思います。来年、チャレンジャーとして優勝を目指したいと思います。たくさんの方の応援ありがとうございました。


◎熊本監督コメント

元日よりたくさんのご声援ありがとうございました。連覇を目指し、チーム一丸となって臨みましたが、力及ばず3位でした。目標には届きませんでしたが、選手たちは最後まで諦めず前を追う姿勢を見せてくれました。近年上位チームの力はますます拮抗しています。この悔しさをバネにチームとして力をつけ、勝ち切る強さを培っていきます。今年も、変わらぬご支援・ご声援を宜しくお願い致します。


◎出走選手コメント

1区 吉居大和 選手

応援ありがとうございました。連覇を目指して走りましたが、3位という結果でした。1区を走り、先頭が見える位置で渡せたものの区間12位ととても喜べない結果に終わってしまいました。陸上を始めるきっかけにもなったニューイヤー駅伝を走ることができたことは嬉しいことですが、トヨタ自動車のメンバーとして求められている結果を残せなかった悔しさの方が大きいです。ライバルチームのエース級の選手や太田さん、芽吹との力の差も感じました。2025年はチーム内に目指すべき選手がいることに感謝し、少しずつでも追いついていけるように、そしてチーム全員でニューイヤー駅伝王座奪還できるよう精一杯頑張ります。

2区 鈴木芽吹 選手

たくさんの応援ありがとうございました。連覇を目指すチームのエース区間を任せていただいたということで、緊張感はありながらも楽しみながら冷静に走ることができました。結果として区間2位で順位を上げることはできましたが、もっとタイムを縮めることができたという思いと、何よりチームの勝利に繋げることができずに悔しい気持ちが残るレースとなりました。来年も2区を任せていただけるように力をつけていき、チームの優勝に繋げられる走りができるように頑張りたいと思います。

3区 太田智樹 選手

応援ありがとうございました。チームとしても個人としても悔しい結果になりましたが、若手の選手が快走してくれたことは収穫だと思います。来年は王座奪還、区間賞を目指して頑張ります。 2025年も陸上長距離部の応援、よろしくお願い致します。

4区 サムエル・キバティ 選手

たくさんの応援ありがとうございました。初めてのニューイヤー駅伝で緊張しましたが、自分のベストを出せたと思います。優勝できず悔しかったので、来年は区間賞を取って、チームも優勝できるように頑張りたいです。これからも応援よろしくお願いします。

5区 西山雄介 選手

たくさんの応援ありがとうございました。いい流れでみんなが繋いでくれたにも関わらず、自分の走りで流れを切ってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。ニューイヤー駅伝の借りはニューイヤー駅伝でしか返せないと思っているので、次は優勝を決定づけられる走りが出来るように、この1年自分に厳しくし、よりいっそう成長していきたいと思います。今年もたくさんのご声援をよろしくお願い致します。

6区 湯浅仁 選手

たくさんの応援ありがとうございました。結果は3位ということで目標達成とはなりませんでした。1年間の中で皆様に感謝の気持ちを伝える機会は、ニューイヤー駅伝だと思います。そういった意味でも優勝しないといけませんでした。それでも、たくさんの人から励ましの言葉をいただき、もっと頑張りたいという気持ちになりました。入社1年目で出走できた経験と自信を今年の競技生活に活かし、高いレベルの結果を残せるように取り組みます。今後は一つひとつのレースで期待や応援に応えられるような選手になります。今年もご支援ご声援のほど、よろしくお願い致します。

7区 田中秀幸 選手

沢山の応援ありがとうございました。目標には届きませんでしたが全員が最後まで諦めない走りはできたと思います。今回の結果を受けてそれぞれが感じるものがあったと思います。感じた事を1年間持ち続け、挑戦者として次回の中部・ニューイヤー駅伝に臨んでいきます!休む事なくロードレースが始まりますので皆さんに少しでも多くの良い報告ができるよう取り組んでいきます。今後とも熱い応援よろしくお願い致します。

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