第65回中部実業団対抗駅伝競走大会

2025年11月9日(日)愛知県・田原市(はなとき通り発着 7区間 80.5km)において、第65回中部実業団対抗駅伝競走大会が開催され、Aチーム、オープン参加となるBチームの2チームが出場。Aチームは3時間54分57秒、2位のゴールとなりました。


【レースレポート】

1区(12.0km)は佐藤敏也選手。序盤はスローペースで進む中、6km過ぎに先頭に出てレースを動かし、集団の人数を絞ります。先頭集団で叩き合いになり、トップと4秒差の4位でタスキを繋ぎ、1区の役割を果たしました。

2区(8.3km)は昨年区間賞を獲得したサムエル・キバティ選手。序盤4人の集団となりましたが、4km以降トヨタ紡織・マル選手とのマッチレースに。競り合いを制し、1秒差のトップでタスキリレー。後方から追い上げてきた愛三工業・ケルビン選手に区間賞を譲ったものの、区間記録にあと2秒に迫る好走を見せました。

3区(12.2km)は地元田原市出身の吉居大和選手。序盤後続との差を広げるも、中盤以降失速。昨年の雪辱を期して臨みましたが、トヨタ紡織・浅井選手に先頭を譲り、21秒差をつけられ、思うような走りが出来ませんでした。

4区(15.5km)は安定感抜群の若手、湯浅仁選手。序盤から攻めの走りでトヨタ紡織の実力者・西澤選手を猛追し、3km過ぎで追い付きました。6kmまで食らいつくも、余力を残していた西澤選手のペースアップに対応出来ず、徐々に引き離され、39秒差でタスキリレー。

5区(12.2km)は3年連続の出走となった野中優志選手。トップのトヨタ紡織を猛追。先頭を奪い返すことは出来ませんでしたが、昨年の経験を活かし、終盤一気にタイム差を縮め、6秒まで迫りました。区間賞の走りで、6区にタスキリレー。チームの逆転優勝の望みを繋ぎました。

6区(8.5km)は昨年アンカーで区間新記録を樹立した内田隼太選手。6区巧者のトヨタ紡織・聞谷選手相手に逆転を狙いましたが、足を痛めるアクシデントで、本来の力を発揮することが出来ず、逆に47秒差に広げられる苦しい走りとなりました。

7区(11.8km)はチームのベテラン、西山雄介選手。タスキを受けとった時には47秒差と逆転するには厳しい差がありました。懸命に前を追ったものの、トップトヨタ紡織と57秒差の2位でゴール。2年連続トヨタ紡織の後塵を拝し、悔しい結果となりました。

またオープン参加のBチームも、1区の西山和弥選手が区間9位と出遅れると、続く2区のコリル・フェリックス選手もブレーキとなり、流れに乗ることが出来ませんでした。3区の小林亮太選手、4区の服部勇馬選手も前を追い上げられず、流れを変える走りは出来ませんでした。5区の丸山竜也選手が区間2位と浮上のきっかけとなる走りをするも、6区の西田壮志選手がブレーキとなりました。7区のベテラン田中秀幸選手が区間3位と好走を見せましたが、4時間00分59秒で総合9位相当と苦しい結果となりました。

途中強い雨が降る中、現地でのたくさんの応援ありがとうございました。


《佐藤総監督コメント》

中部実業団対抗駅伝、雨の中、たくさんの応援ありがとうございました。

前半からトヨタ紡織に、主導権を握られて、チグハグな駅伝になり、優勝出来ませんでした。

元日迄、しっかり準備をして、チーム一丸となり、優勝目指して頑張っていきます。

応援宜しくお願い致します。


《熊本監督コメント》

日頃よりトヨタ自動車陸上長距離部へのご支援・ご声援ありがとうございます。

中部実業団駅伝では昨年の雪辱を果たすべく臨みましたが、今年も優勝に届きませんでした。

元日のニューイヤー駅伝に向けては、チームの合言葉である「攻める走り・諦めない走り・感動する走り」を体現できるチームに立て直し、優勝を目指します。

今回は地元田原市の方々や多くのファンの声援が本当に選手の力となりました。これからも変わらぬご声援を宜しくお願い致します。


《選手コメント》

Aチーム

1区:佐藤敏也(区間4位・35分31秒)

当日は朝早くから、そして足元の悪い中応援ありがとうございました。Aチーム1区を走らせていただき、先頭と4秒差の区間4位で最低限の流れを作れたものの、ライバルチームのトヨタ紡織に先行を許してしまい、最後の後もうひと押し引き離す力不足を感じました。チームとしても優勝を逃し、どちらも悔しい結果に終わりました。この悔しさを忘れず引き続き練習を積み上げてまいりますので今後とも応援よろしくお願い致します。

2区:サムエル・キバティ(区間2位・22分38秒)

たくさんの応援ありがとうございました。

優勝も区間賞も取れなくて悔しかったです。

ニューイヤー駅伝で優勝できるよう頑張ります。

応援よろしくお願いします。

3区:吉居大和(区間6位・35分52秒)

中部実業団駅伝の応援ありがとうございました。

自分の役割を果たせず、悔しい結果となりました。

そして、雨の中朝早くから現地で応援してくださった方や日頃から応援してくださる皆さまの前で期待に応える走りが出来ず申し訳ない気持ちです。

ニューイヤー駅伝では今回の反省を活かし、チーム目標である優勝を達成出来るように頑張りたいと思います。

応援ありがとうございました。

4区:湯浅仁(区間2位・44分42秒)

今年もたくさんの応援ありがとうございました。チームとしては、昨年に引き続き2位と悔しい結果に終わりました。ただ、個人としては昨年と同じ4区を走り、タイムを30秒ほど縮める事が出来ました。成長を感じつつも、まだまだ能力を伸ばしきれていないと思うので、ここから結果で感謝の気持ちを伝えられるように日々精進していきます。引き続き熱い応援をよろしくお願い致します。

5区:野中優志(区間賞・36分27秒)

多くのご声援ありがとうございました。3年連続となる5区を走らせていただきました。厳しいコンディションではありましたが、経験を活かした走りが出来たかなと思います。しかし、遅れを巻き返し先頭に立つようなゲームチェンジャーの役割が出来ず、力不足を痛感しました。この悔しさをニューイヤー駅伝で晴らすべく、残り約2ヶ月最高の準備をしていきたいと思います。引き続き応援のほどよろしくお願い致します。

6区:内田隼太(区間8位・25分25秒)

調整の段階で脚に不安があり、ベストコンディションで臨む事が出来ませんでした。自分の区間で優勝の可能性を途絶えさせてしまったため深く反省しています。この失敗を糧にニューイヤー駅伝では良い準備をしていけるように頑張ります。大雨の中、沢山の応援ありがとうございました。

7区:西山雄介(区間2位・34分22秒)

雨の中たくさんの応援ありがとうございました。

皆さんの期待に応えられず悔しい結果となりました。

個人としてもチームとしても課題と向き合い、ニューイヤー駅伝、また来年の中部駅伝で優勝出来るように頑張りますので今後とも熱い応援をよろしくお願い致します。

Bチーム

1区:西山和弥(区間9位・36分05秒)

中部実業団駅伝では、雨の中沢山の応援を頂き、ありがとうございました。

Bチームの1区を走り、区間9位と走りで感謝を伝えられずに申し訳ございません。

自分はトヨタ自動車に入社してからまだ駅伝で思うような走りが出来ていません。

危機感を持って、競技に取り組みたいと思います。

今後ともご声援、よろしくお願い致します。

2区:コリル・フェリックス(区間9位・24分18秒)

応援ありがとうございました。

厳しいコンディションで難しいレースでした。また頑張ります。

3区:小林亮太(区間9位・36分24秒)

中部実業団駅伝では悪天候の中応援してくださりありがとうございました。

自分の区間で良い流れを引き寄せられず悔しい走りとなってしまいました。

自分の現状と課題に対して真摯に向き合い、改善していきたいと思います。

4区:服部勇馬(区間8位・46分54秒)

雨の中、たくさんの応援をありがとうございました。チームとしても個人としても課題が残るレースになりました。

キャプテンがこのような走りをしていては、チームに良い影響を与えられませんし、勢いをつける事もできません。取り組みももう一度見直して、ニューイヤー駅伝では勝ちます。

5区:丸山竜也(区間2位・36分43秒)

足元の悪い中、たくさんのご声援ありがとうございました。暴風雨かつタフなコースでしたが、たくさんの声援に後押しされ、最後まで走り切ることができました。引き続き、福岡国際マラソンでも頑張ります。よろしくお願い致します。

6区:西田壮志(区間11位・26分03秒)

早朝から熱い応援ありがとうございました。

個人としてもチームとしても不甲斐ない結果に終わってしまいました。トヨタ自動車のユニフォームを着ている自覚と責任を持って今後も取り組んでいきたいと思います。

今後とも熱い応援よろしくお願いします。

7区:田中秀幸(区間3位・34分32秒)

雨の中、沢山の応援ありがとうございました。

沿道からの熱い声援が大きな力になりました。

結果をしっかり受け止めてチームで精進していきます。 

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