2024年11月10日(日)愛知県・田原市(はなとき通り発着 7区間 80.5km)において、第64回中部実業団対抗駅伝競走大会が開催され、トヨタ自動車はAチーム、Bチームの2チームで出場。Aチームは3時間52分12秒で総合2位となりました。
【レースレポート】
1区(12.0km)は伸び盛りの若手、野村優作選手。Bチームの丸山選手が揺さぶりをかける中、粘りの走りを発揮。ラスト1kmで一度離されはしましたが、下り坂で盛り返し、丸山選手に区間賞を譲ったものの、2秒差の2位で襷を繋ぎました。
2区(8.3km)は今期入社のサムエル・キバティ選手。先頭で襷をもらったBチームのコリル選手の積極的な走りに冷静に対応。中盤から徐々に差を詰め、5km過ぎで逆転。そのまま差を広げ、3位に浮上したトヨタ紡織に27秒のリードを築きました。
3区(12.2km)は駅伝巧者の田中秀幸選手。トヨタ紡織とYKK(北陸チーム)に徐々に迫られ、9kmで一度追いつかれはしたものの、再度ペースを上げ後続を引き離し、首位を保ったまま14秒差で襷リレー。
4区(15.5km)はルーキー吉居大和選手。トヨタ紡織のエース羽生選手の猛追に苦しめられ、5kmで先頭を譲る展開に。快走を見せた羽生選手にそのまま1分59秒差まで広げられ、苦い駅伝デビューとなりました。
5区(12.2km)は前回大会、同区間で区間賞を獲得した野中優志選手。序盤から積極的な走りでトヨタ紡織を追い、一度は1分49秒差まで縮めたものの、終盤失速。再度リードを広げられ、2分17秒差で襷リレー。
6区(8.5km)はパリ五輪10000m出場のエース太田智樹選手。少しでも差を縮めるべく、現状の力を余すことなく発揮し、区間賞を獲得。しかし距離の短い区間ということもあり、10秒縮めるに留まり、最終7区へと襷を繋ぎました。
7区(11.8km)は勢いのある若手、内田隼太選手。序盤からハイペースでトヨタ紡織を猛追し、区間記録を15秒更新する圧巻の走りを披露。1分9秒差まで詰め寄りますが、トヨタ紡織の後塵を拝し、3連覇には届きませんでした。
またオープン参加のBチームは各選手が力を発揮し、3時間55分23秒で総合3位相当となりました。
1区の丸山竜也選手が気迫のこもった走りで区間賞を獲得し、チームを勢いづけると、
2区のコリル・フェリックス選手もキバティ選手に首位は譲ったものの、区間3位の走りで2位を死守。
3区の佐藤敏也選手は後半苦しみ、4位に順位を落としました。
4区は今大会が実業団デビュー戦となる湯浅仁選手。前を行くNTNを早々に捉えると、各チームのエースが集う中、区間2位の好走を見せ、順位を3位に上げました。
5区の畔上和弥選手は終始単独走の中、堅実な走りで順位をキープし、4位と19秒差で襷リレー。
6区の西山和弥選手もトーエネックに6秒差まで迫られたものの、3位をキープ。
最終7区では安井雄一選手がトーエネックの河合選手と熾烈な3位争いを繰り広げました。両者一歩も引かない競り合いの中、レース巧者な走りで先着。オープン参加ではありますが、総合3位相当の成績でゴールしました。
【佐藤総監督コメント】
中部実業団対抗駅伝では、たくさんの応援ありがとうございました。優勝を逃し悔しい結果となりました。ニューイヤー駅伝まで、しっかり調整をし、連覇を目指してチーム一丸となって取り組んでいきます。応援の程宜しくお願い致します。
【熊本監督コメント】
日頃よりトヨタ自動車陸上長距離部へのご支援・ご声援ありがとうございます。地元田原市の方々や多くのファンの声援が選手の力となりました。今回の中部実業団対抗駅伝では優勝することが出来ませんでした。改めて駅伝の難しさを痛感致しました。元日のニューイヤー駅伝ではライバルとなるチームも増え、より厳しい戦いとなりますが、連覇を目標に取り組んでいきます。これからも変わらぬご声援を宜しくお願い致します。
【選手コメント】
●Aチーム1区:野村優作 (区間2位・34分25秒)
中部実業団駅伝では、沢山の応援ありがとうございました。 昨年は、出走できず悔しい思いをしたので、今年はAチームで走れた事は嬉しいですし、少しは成長できたと思っています。 結果としては、区間2位、総合2位と目標には届きませんでした。この結果をしっかりと受け止め、次に繋げていきたいと思います。 引き続き、ご声援の程よろしくお願い致します。
●Aチーム2区:サムエル・キバティ (区間賞・22分51秒)
たくさんの応援ありがとうございました。入社して初めての駅伝でしたが、区間賞を取れて嬉しかったです。区間記録を出せなかったのは悔しかったです。ニューイヤーで区間賞を取れるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
●Aチーム3区:田中秀幸 (区間2位・35分09秒)
沢山のご声援ありがとうございました。 優勝目指して一人一人が精一杯走りましたが目標に届かず2位という結果となりました。 苦しい展開になりましたが沿道からの熱い声援のおかげで最後まで力を振り絞り諦めずに前を追う事ができたと思います。本当にありがとうございました。 元旦に皆さんと喜びを分かち合えるよう精一杯取り組んで参りますので引き続き沢山の応援宜しくお願い致します。
●Aチーム4区:吉居大和 (区間8位・46分03秒)
たくさんの応援ありがとうございました。4区という大事な区間を任せていただきましたが、それに似合う結果を残せなくて悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。レース中はたくさん応援が聞こえました。ニューイヤー駅伝こそ、皆さんに喜んでもらえる結果と走りができるように残り1ヶ月半精進して参ります。引き続き熱い応援をよろしくお願い致します。
●Aチーム5区:野中優志 (区間2位・35分56秒)
たくさんのご声援ありがとうございました。昨年度に引き続き5区を走らせていただき、区間2位という結果でした。難しい局面で襷を受け、序盤は攻めの走りができたものの、ラスト3キロで大きく崩れてしまいました。 ニューイヤー駅伝までにもう一度スタミナ面を磨き直し、リベンジができるよう精進して参ります。チームとしても悔しさの残る結果となりましたが、この悔しさを糧に、ニューイヤー駅伝連覇に向けて緊張感を持って取り組んでいきたいと思います。引き続き、陸上長距離部への応援よろしくお願い致します。
●Aチーム6区:太田智樹 (区間賞・24分15秒)
練習が上手くできていない中、スタートラインに立ち無事に走り切ることができて良かったです。また、久しぶりに従業員の方の前で走ることができて良かったです。チームとしても個人としてもニューイヤーに向けてもう一つレベルを上げて連覇を達成したいと思います。引き続き熱い応援をよろしくお願い致します。
●Aチーム7区:内田隼太 (区間賞・33分33秒)※区間新記録
たくさんの応援ありがとうございました。アンカーを任されたのにも関わらず優勝のゴールテープを切ることが出来ず、とても悔しい結果となりました。残り1ヶ月半の間でしっかりと準備をし、今まで以上に力をつけてニューイヤー駅伝を迎えられるよう練習に励みたいと思います。チームの連覇に貢献できるよう頑張ります。引き続き熱い応援よろしくお願いします。
●Bチーム1区:丸山竜也 (区間賞・34分23秒)
今年も熱い応援の程、ありがとうございました。私達の拠点となる田原市での駅伝大会という事もあり、従業員の皆様やファンの方々の応援に後押しされ、区間賞を獲得することができました。本当にありがとうございました。ニューイヤー駅伝に向けて残りの期間、チームとして2連覇を達成できるよう、自分自身何ができるのかを考えて、チームの為に行動していきたいと思います。Aチームや主力の選手達にも、丸山が力をつけているぞと緊張感を与えてチームの底上げに貢献できる存在になれたら嬉しいです。
●Bチーム2区:コリル・フェリックス (区間3位・23分10秒)
応援ありがとうございました。昨年よりも速いタイムで走ることができて嬉しかったです。チャレンジすることもできてよかったです。次は八王子でタイムを出して、ニューイヤー駅伝に向けて勢いをつけていきたいです。応援よろしくお願いします。
●Bチーム3区:佐藤敏也 (区間9位・36分17秒)
今年も朝早くからたくさんの応援ありがとうございました。1区、2区の選手が作ってくれた良い流れを自分のところで断ち切ってしまい、後続の選手に負担をかける走りをしてしまいました。集団で走るトラックやマラソンと違って自分のリズムで押していかないといけない駅伝の難しさを痛感しました。自分の弱さを今一度見つめ直し、今まで以上に厳しく日々競技に向き合っていきたいと思います。今後とも応援よろしくお願い致します。
●Bチーム4区:湯浅仁 (区間2位・45分16秒)
今年もたくさんの応援ありがとうございました。入社してから初めての試合になりましたが、いい緊張感の中で楽しく走ることができました。来年は、Aチームで優勝に貢献できるように取り組んでいきます。また、沿道や報告会の様子を見て、トヨタ自動車陸上長距離部がたくさんの方々に応援していただけていることを実感しました。結果で感謝の気持ちを伝えられるように日々精進していきます。引き続き熱い応援をよろしくお願い致します。
●Bチーム5区:畔上和弥 (区間6位・36分34秒)
たくさんの応援ありがとうございました。 3年ぶりの駅伝でしたが、改めてたくさんの方の応援に支えられて競技ができていると実感した試合でした。 悔しさと課題が見えた駅伝でしたが、12月のマラソンに向けて修正していきたいと思います。 ニューイヤー駅伝に向けてチームに勢いをつけられるよう頑張ります。 今後とも応援の程よろしくお願いします。
●Bチーム6区:西山和弥 (区間9位・25分32秒)
沢山のご声援ありがとうございました。私はBチーム6区を走らせていただきましたが、区間9位と情けない走りとなってしまいました。 今シーズンは怪我もあり、苦しい走りが続いております。本来の走りが取り戻せるように、覚悟を持ってトレーニングに臨みたいと思います。
●Bチーム7区:安井雄一 (区間2位・34分11秒)
今年もたくさんの応援ありがとうございました。アンカーとしてBチームの目標である3位ゴールを守ることができ、またマラソン後ながら区間2位で走ることができたのはとても自信になりました。 最近悔しい結果が続いていましたが、頑張れ!と常に応援してくれる方々がそばにいて、結果で恩返ししたいという強い思いが今回の結果につながりました。 これからはニューイヤー駅伝連覇に向けて、自身がやれることを精一杯やりたいと思います。また熱い応援をよろしくお願いします!
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